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<中央アルプス駒ヶ岳>長野県天然記念物
中央アルプスは伊那谷と木曽谷の境ほぼ南北に連なり、駒ヶ岳(2,956m)が主峰である。駒ヶ岳は一般には、西駒とも木曽駒とも呼ばれている。
この地域は中・古生層を貫く伊奈川花崗岩と木曽駒花崗閃緑岩(せんりょくがん)とによって形成され、山の北部や山腹には木曽駒花崗岩が貫入したときの熱変成によりできたホルンフェルス(変成岩の一種)などが露出している。標高2,500m以上には濃ヶ池、千畳敷カールなどの氷河地形があり、特にカール底末端のモレーン(氷河が運んできた石等の堆積物)は学術上貴重なものである。
また、植物については、標高2,500m以上の高山帯では全域にわたってハイマツが繁茂し、サクライウズ、ヒメウスユキソウ、コケコゴメグサ、ハクセンナズナなどの珍しい植物があって学術上価値が高い。さらには千畳敷と濃ヶ池周辺は植物の種類が多く、お花畑が美しい。なお、指定範囲は前岳から宝剣岳の南斜面、カール地帯約60uである。 |
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抜けるような青空の下、千畳敷カールの景観を動画で撮る。前岳から宝剣岳の南斜面の様子を御覧下さい。 |
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<宝剣岳方面へ登る> |
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千畳敷カールを抜け、宝剣岳方面へ登る。真っ青な青空の下、気分爽快である。頂上はすぐ近いように思ったが、登りにつれて案外距離があるなと感じ始める。次第に登り道が急になる。息が荒くなり途中で小休止する。 |
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<頂上> |
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頂上に着く。やった!、と思ったらそこは頂上ではなかった。ここから中岳(2925m)、駒ヶ岳(2956m)、伊那前岳(2883m)へ続くことになる。ここは階段でいえば踊り場みたいなところである。まあそれでも急坂を登ってきたので満足感はある。さらに進む元気はあるが、時間的にきついのでここで降ることにする。 |
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<下り> |
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登ってきた道と同じ道を降る。眼下に千畳敷カール、遠くに富士山も見える。登ってくる人とすれ違う。あと少しだよ、と声を掛ける。汗をかいたが爽快な小さな登山体験であった。 |