大湧谷は、今から3100年前箱根火山で水蒸気爆発が起こり山体が破壊され、爆裂火口ができた。その後200年ほどしてマグマが地下から押し上げられて、火口内に溶岩円頂丘が生まれた。この円頂丘の屋根を破って溶岩尖塔「冠ケ岳」が現れた。また火山砕屑物が積もった。この火山砕屑物と山崩れによる堆積物の間が現在の大涌谷となっている。富士箱根伊豆国立公園。
<箱根火山の生い立ち>
箱根は新旧2つのカルデラと7つの中央火口丘を持つ三重式火山で、その活動は大きく3期に分かれている。箱根峠や長尾峠から眺めると、箱根の複雑な地形の成り立ちがよく分かる。
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