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原始林の途中に、地面がパックリと言う感じで大きな穴が開いている。穴の中に降りていくと、ハシゴがかかっている。(2段目左画像・ハシゴの上部が見える)更に奥深く入っていく。穴から上を見上げると樹林が覆い被さって見える。
<富士風穴>
富士山麓の風穴は富士火山の各所から盛んに押し出した溶岩の内部がガス体を含み、外部から冷めて収縮する際、内部はまだ高熱であるため、外部からの圧力によって外皮の弱い部分が破れ、ガスや溶岩を吹き出した後の空洞である。
富士風穴は青木ヶ原、大室山北麓、海抜1,100m、精進湖畔より登山道に沿う約4qの地点に位置する。
洞内天井、側壁には氷が張りつめ、夏も溶けることなく7月の外気が18度のとき、幹道を12m入ると気温は0度〜0.1度を保ち、12mの固くみごとな氷床が見られる。入口部は深さ64mの階段式で17mの方型、入口から延長200.3mの幹道が北東40度の方向に続いている。広い所では巾11m、高さが10mあり、壮大な洞内は氷柱やつららがすばらしい。 |
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<富士山原始林>天然記念物 大正15年(1926)2月24日指定 管理団体 山梨県
この原始林は精進湖より富士林道に沿う両側各180mを限界として5合目小御岳に至る約16q(下記を指定地域と定める)
@大室山原始林 ヒノキ、イラモミ、ツガ、ミズナラ、カエデ類などの落葉広葉樹林
A弓射塚原始林 コメツガ、イラモミ、トウヒ、ウラジロモミ、ブナ、ミズナラ、ハウチワカエデなど針葉樹、広葉樹混生林
B御庭、奥庭原始林 カラマツ、コメツガ、シラベなどの矮性の針葉樹林
@〜Bを含み、いづれも原始的光景をととめ、高度によっておこる垂直分布の変化を見ることができる。中でも大室山北側の青木ヶ原針葉樹林と3〜4合目附近の針葉樹原始林は原始林の中でも最もみごとな景観をなし、特に御庭、奥庭の原始林は溶岩の海ともいうべき岩塊の上に天然盆栽のような奇形を呈し、富士の景観中屈指の地域と激賞されている。 |
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風穴がある富士山麓の地図。 |
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