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大間町の先端、北緯41度32分、東経140度54分の場所に「こゝ本州最北端の地」の碑が立っている。津軽海峡をはさんで、函館市汐首岬までの距離はわずか17.5qである。
天気のよい日は、函館の五稜郭タワーまで肉眼で確認できるとのこと。弁天島(灯台)の向こうに北海道の渡島連峰を望み見ることができる。下北半島国定公園。 |
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<クロマグロ一本釣りの説明板>
大間沖に回遊するクロマグロは、北緯30度以南の台湾東方海域で産卵し、ふ化した稚魚は黒潮に乗り北上する。その中にはアメリカ西海岸のカリフォルニアまで回遊する物もあり2、3年後日本近海で成長したクロマグロと合流して産卵場に回帰するのである。
クロマグロの習性として、荒天前によく跳ねる習性があり、遊泳層は水深2mから60mであるが、時には、150mも潜ることができる。南風の時には表層を遊泳し、北風の時には深層を泳ぐと言われている。また、釣り針にかかると、一気に深く潜る習性がある。大間のクロマグロは、大間崎沖1qから3qで獲れる近海物で、平成8年8月から9年1月までの半年間に、水揚げ量110トン、水揚げ本数738本、大物は400sを超え、平成6年には410sの超大物が水揚げされている。
大間のクロマグロ漁は他地区と異なり、明治・大正から続く、昔ながらの一本釣りである。漁場は、海がなぎていてもその漁場だけは波が高く、5トン前後の船で、数百キロのクロマグロを追う一本釣りは、まさに命懸けである。このような命懸けの大間のクロマグロ一本釣り漁を、夏目雅子の主演により、松竹映画にて「魚影の群れ」というタイトルで映画化され、全国から一躍脚光を浴びたのである。 |
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