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中田島砂丘 遠州灘   静岡県浜松市
中田島砂丘
中田島砂丘 中田島砂丘
中田島砂丘・堆砂垣 中田島砂丘・堆砂垣
中田島砂丘
 天竜川の河口西から遠州灘に連なる中田島砂丘は東西約4km、南北約0.6kmで、日本三大砂丘の1つである。鳥取砂丘ほど規模は大きくはないが大小様々な砂丘が続き、風紋の美しやアカウミガメの産卵地としても知られるようになった。5月の浜松祭「凧揚げ合戦」の会場でもある。
 中島海岸には、毎年5月から8月にかけて、アカウミガメが上陸し、産卵する。浜松市では、これを天然記念物とし、大切に保護している。
堆砂垣
 垣根のようにものは堆砂垣(たいさがき)という。風によって飛ばされた砂が「堆砂垣」にあたると、風の力が衰え、砂が「堆砂垣」の下に積もる。砂が増えると、「堆砂垣」をその上に追加し、砂丘を高くする。このように、「堆砂垣」は飛砂を抑制し、砂丘が痩せることを防ぐ、大切な施設です。
 「遠州灘」とは、御前崎から伊良湖岬までの、約110qの海岸とその沖合の海域を指している。浜松市にあたる部分は、中田島砂丘を中心として広大な砂丘が広がっている。一帯では、海鳴りの音・潮のかおり・風紋や海面の輝きなど、さまざまな音・かおり・光が私たちを楽しませてくれる。
中田島砂丘 中田島砂丘・浜昼顔
浜昼顔> 
 海岸の砂浜に生える蔓性の多年草で群生する。海浜植物の代表的な花である。花はピンク色で鮮やか、アサガオに似ている。葉は厚くつやがあり、水分の蒸発を防いで海水の塩分から葉を守っている。名は海岸に生えるヒルガオの意味がある。
 沢木欣一  妻恋ふや 浜ひるがおを 褥(しとね)とし
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