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化石漣痕(かせきれんこん)は、波や水流の影響で水中の堆積物の表面につくられた凹凸がそのまま地層面に残されたものをいい、昭和21年(1946)の南海道地震により隆起した落窪海岸から爪白海岸にかけての海食台(新第三系中新統の地層)に豊富に見ることができる。 |
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特に千尋岬(ちひろみさき)、竜串(たつくし)を中心とする地域の化石漣痕は、昭和28年(1953)11月、国の天然記念物に指定されており、地質学の研究を行ううえで貴重なものです。また、すぐれた自然景観を有する足摺宇和海国立公園の代表的景観となっている。
<竜串・見残し海岸>
竜串・見残し海岸の地層は、1700万〜1500万年前に、水深数十mより浅いで堆積した。この頃の日本列島は、中国大陸から分離し始めた時期で多くの地震や津波が発生していた。竜串海岸には、「欄間岩」「絞り幕」など、太古の地震活動が化石となっている。また、生物の巣穴の痕跡である生痕化石も豊富で地質学的に貴重な場所となっている。 |
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海岸沿いに石碑がある。
修行僧「空海」は、室戸埼の修行を終え、足摺岬を訪れた際、奇岩奇勝たる名勝を見残したことにより、後世の人々が「見残し」と名付け呼ぶようになった。(見残し海岸は対岸の海岸のことです) |