|
|
|
|
|
|
|
|
<夫婦岩>
夫婦岩は、沖合660mの海中に鎮まる興玉(おきたま)神石の鳥居と見なされており、日の出の遙拝所として古くから知られている。
男岩(おいわ)と女岩(めいわ)を結ぶ大注連縄(おおしめなわ)は、「結界の縄」と称され大注連縄の向こうを常世神(とこよのかみ)が太平洋の彼方から寄りつく聖なる場所、そして手前を俗世という隔たりを持ち張られている。
おの大注連縄は、およそ650年前(文保年間)、既に張られており、現在も氏子により大注連縄張替の神事が年3回、5月5日・9月5日と12月の第3日曜日に行われている。
夫婦岩の大きさは、男岩 高さ9m、女岩 高さ4mで2つの岩を結ぶ大注連縄は長さ35m、男岩16m、女岩に10mが巻かれ、その間9mある。夫婦岩の間からの日の出は、5月から7月頃が見頃で、その絶景は深い感動を与えている。 |
|
|
|
|
|
|
|
<二見浦と浜参宮>
夫婦岩(立石)沖には、現在は海中に没しているが、神様が寄り付く岩・興玉神石があり、この周辺の立石浜は、神々のいり常世の国から寄せる波が最初に届く聖なる浜と信じられてきた。
神仏に参拝する時、水を浴びて身心を清めることを垢離(こり)と言うが、古来立石浜は伊勢神宮の禊場(みそぎば)(垢離場)として人々の信仰を集めてきた。神領民は勿論、全国から来られた方々も、外宮から内宮へ廻る神宮参拝や神事に参加する前にこの浜で禊をするのが慣わしです。このように事前に禊のために立石浜を訪れてお祓いを受けることを「浜参宮」と言う。
本来は実際に海水に浸かって禊をするのだが、現在では、二見輿玉神社に参拝し、輿玉神石より採取した無垢塩草で身を清めるお祓いを受ける浜参宮が一般的です。 |
|