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<屏風ヶ浦と刑部岬>
飯岡台地が断崖となって太平洋に落ち込む屏風ヶ浦は、高さ60m、現在地には飯岡灯台がたち、刑部岬と呼ばれている。灯台周辺は公園に指定されており、水平線と九十九里浜が織りなす眺望は、昼夜を問わず絶景であり人気が高い。
ここ刑部岬から銚子市名洗にかけて、高さ40〜50mの絶壁のように約10qにわたり続いており、屏風ヶ浦は俗に”東洋のドーバー”と呼ばれている。
太平洋の荒波が直接打ち寄せるため、その浸食により形成されたもので、700年余りの間に約6q近く陸地が後退したといわれている。
平安時代末期には、この地に源義経の四天王の一人「片岡常春」が佐貫城をかまえていたが、その城郭は激しい海食による海岸線の後退で今では海中に没してしまい、昔の姿はない。わずかに地名でサヌキとして残っている。
文豪山本有三の小説「波」に出てくる「ビョウブのように突っ立った岩」とは主人公が飯岡出身で飯岡の海を紹介しているところです。(M.O さんより) |
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