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洒水の滝は足柄上郡山北町にあって、平山の滝、又は灑水の滝といわれていたが、いまは一般に洒水の滝と呼ばれている。その水源は西北を限る800m及び500mの連嶺の東南方山地の水を集めて流れるものである。
附近一帯の地質はよく磨かれた大小の礫を含む礫岩層で第三紀の足柄層と呼ばれている。
この足柄層の隆起に伴って生じた裂線を浸蝕する瀑流が、標高300mから200位の間で三段の瀑布となっている。
その高さは三の滝29.7m、二の滝16m、一の滝69.3mあって、以下滝沢川となって酒匂川に合流する。浸蝕谷の入口平山から滝壷までの間には礫岩層が至る所に横たわって滝沢川不断の浸蝕によって滝口が後退し、現在の絶壁に東面してかかっている滝は関東屈指の名爆である。(神奈川県指定名勝) |
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洒水(しゃすい)の名は、清浄を念じてそそぐ香水を指す(密教用語)。「名水百選」、「日本の滝百選」に選定されている。 |
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