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かつて長崎の人々は、出島に住むオランダ人の影響から開国後も東洋人以外の外国人を「オランダさん」と呼び、「オランダさんが通る坂」という意味で。居留地に石畳を一般に「オランダ坂」と呼んでいたそうです。オランダ坂は、明治の初め頃にニールズ・ルンドバーグという貿易商が特別な火薬で開削したものです。
居留地界隈のオランダ坂は、映画やテレビのロケで数多く撮影され、長崎を代表する人気スポットの一つです。 |
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オランダ坂は、日本の特色ある優れた道路として認められ「日本の道百選」の一つとして昭和61年(1986)8月に顕彰された。
<長崎市東山手重要伝統的建造物群保存地区>
保存地区は、丘陵の東山手町の大部分と、海岸寄りの大浦町の一部で、面積約7.5ヘクタールの範囲です。
この地区は、安政6年(1859)に横浜、函館とともに、新しい時代の自由貿易港として開港され長崎居留地が形成された場所です。
大浦の商館と海を見下ろす丘に位置し、ポルトガル、プロシア領事館や礼拝堂などが建ち、当時は、領事館の丘と呼ばれていた。現在も領事館や住宅などの洋風建物や居留地時代の石畳、石垣、石造り溝、煉瓦塀、樹木等が一体となって歴史的環境が残されている。
長崎市では、こうした町並みを、末永く後世に伝え残すため、平成2年(1990)10月に長崎市伝統的建造物群保存地区保存条例により、保存地区を定めた。
さらに、平成3年(1991)4月に国の、「重要伝統的建造物群保存地区」として選定を受け、地域住民とともに貴重な町並みの保護保存に努めている。 |
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