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清水坂と五条坂が交差する所から北への急な石段のある坂道を産寧坂(三年坂)という。清水寺からだと清水の坂を下りながら七味家さんの手前を右に曲がると産寧坂になる。名前は、もと清水坂楼門南にあった泰産寺の参道であったことから産寧坂と、また、この坂が大同3年(808)に完成したために三年坂とも書くようだ。三年坂の別名の方は、坂の途中で転んだら三年の内に死ぬという俗信があるらしい。
産寧坂界隈は、昭和47年、特別保全修景地区に指定され、昭和51年、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。清水寺、高台寺などへの散策路に沿い、京料理店、瓢箪屋、古道具屋、土産屋などが建ち並び、石段や石垣とともに京都らしい風情ある町並、坂道となっている。 |
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突然の雨で観光客はほとんど雨宿り、産寧坂はひっそりと静まり返ってしまった。階段を雨水が一気に流れ下ってきた。ズボンやスカートの下の部分がびっしょりぬれている。ハイヒールを脱いで裸足で歩いている女性もいる。私は、傘を持っていたので助かる。 |
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晩秋に訪れる。観光シーズンでもあるので大勢の人で賑わっている。 |
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数年後、年も押し迫った日の夜、訪れた。夜といってもまだ寝静まるような時刻ではないのに、誰一人として歩く姿が見られない。昼間の観光客で賑わう通りのイメージは全くない。店も閉められ暗い産寧坂である。自分だけ歩いていると何となく不気味な感じがしてくる。 |