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戦後、細川家が整備し和敬塾に引き継がれた私道。大きな木立が両側にあり、あまり人も通らない寂しい坂道であった。この坂道を利用して、地域の人たちが肝試しを行ったため、幽霊坂と呼ばれるようになった。(「ぶんきょうの坂道」による) 坂の途中に和敬塾がある。
<和敬塾>
財団法人和敬塾は、首都圏のさまざまな大学で学ぶ男子学生のための学生寮です。海外からの留学生も含め五百余名の大学生・大学院生がここで共同生活を送っている。
約七千坪の敷地には、学部生寮と大学院生寮、ならびに東京都指定有形文化財の本館(旧細川公爵邸)がある。
常に理想を求める事業家だった前川善作(1895〜1896)によって、昭和30年(1955)この地に和敬塾が設立された。「国家社会の各方面において中堅となり先達となり支柱となるべき人材の育成」を創設の目的に掲げている。
聖徳太子の十七条憲法 の第一条「和をもって貴しとなす」から「和」を、第二条「篤く三宝を敬え」から「敬」をとって名づけられた。
「人間形成、修養の場として」「日常の共同生活を通じて学生諸君にセルフメイドしてもらう」というのが前川善作の希いでした。
毎年百余名の若者が社会に巣立ち、多方面で活躍している。 |
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