|
|
|
|
|
|
|
|
<三百坂> さんびゃくざか (三貊坂 = さんみゃくざか)
『江戸志』によると、松平播磨守の屋敷から少し離れた所にある坂である。
松平家では、新しく召抱えた「徒の者(かちのもの)」を屋敷のしきたりで、早く、しかも正確に、役に立つ者かどうかをためすに この坂を利用したという。
主君が登城のとき、玄関で目見えさせ、後 衣服を改め、この坂で供の列に加わらせた。もし坂を過ぎるまでに追いつけなかったときは、遅刻の罰金として三百文を出させた。このことから、家人たちは「三貊坂」を「三百坂」と唱え、世人もこの坂名を通称とするようになった。文京区小石川3丁目と4丁目の間 |
|