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樋口一葉ゆかりの建物である「伊勢屋質店」がある。木造の建物も結構あり落ち着いた感じのする坂道である。江戸時代、周りに菊畑が多かったため名付けられたようで、白山通り方面から本郷台地南部(本郷通り)へ上る長く緩やかな坂。
菊坂といえば何と言っても樋口一葉の名が出てくる。樋口一葉が、父の死後、母と妹の3人家族の戸主として、菊坂下通りに移り住んだいたのだ。今も一葉が使った掘抜井戸が残っており訪ねる人も多い。 |
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「此辺一円に菊畑有之、菊花を作り候者多住居仕候に付、同所の坂を菊坂と唱、坂上の方菊坂台町、坂下の方菊坂町と唱候由」(『御府内備考』) とあることから、坂名の由来は明確である。
今は、本郷通りの文京センターの西横から、旧田町、西片一丁目の台地の下までの長い坂を菊坂 といっている。
また、その坂名から 樋口一葉が想い出される。一葉が父の死後、母と妹の三人家族の戸主として、菊坂下通りに移り住んだのは、明治23年(1890)であった。今も一葉が使った掘抜井戸が残っている。
寝ざめせし よはの枕に 音たてて なみだもよほす 初時雨かな
樋口夏子(一葉) |
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