|
|
|
|
|
|
|
|
高架木道を歩いて行くとオホーツク海が間近に迫ってくる。長さ約4,000qのアムール川が注ぎ込むオホーツク海は、サハリン、北海道、千島列島、カムチャッカ半島で囲まれた海域せす。太平洋の海水との交換が少ないため、海面と海底での塩分の濃さが異なり、塩分の薄い海面だけ凍り、海氷が作られやすくなっている。知床は、この海氷が流れ着く(これが流氷)南端にあたる。
<流氷>
オホーツク海の流氷には植物プランクトンが含まれている。流氷がとけると植物プランクトンが爆発的に増加し、動物プランクトンがこれを食べ、さらにこれらが魚類のエサとなり、魚類の一部はオジロワシなどの鳥類やトドなどの哺乳類に食べられ、また川をさかのぼるサケ・マスはヒグマなど森の動物に食べられる。知床の生き物たちの7,食う、食われる関係に流氷が重要な役割を果たしている。 |
|