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ーいつも弘法大師は自分とともに在るー "I am always with you"
「遠い鹿児島の地で、大師様の教えにあやかりたい」ー弘法大師の徳を慕う鹿児島市内の観音講の人々が、四国88ヶ所巡礼になぞらえ、大師の像88体を、伊敷の梅ヶ淵、谷山の慈眼寺、それにこの城山などの史跡や古刹跡に建立した。
弘法大師(空海)は、平安時代初期、中国から密教を学び、日本仏教(真言宗)の祖と仰がれ、多くの信仰を集めている。
四国遍路もその信仰のひとつ、昔、大師が阿波、土佐、伊予、讃岐の4国を地獄、餓鬼、畜生、修羅の4悪趣に置き換え、ここに88の煩悩に因む88ヶ所の霊場を開いたという言い伝えで始まったものです。
この霊場めぐりに欠かせない「同行二人」という言葉は、「常に私(大師)はお前(信者)と一緒にいるから、心を安じて行いを正せ」という意味です。
城山には、昭和3年(1928)につくられた88体の石仏のうち13体が安置されている。西郷洞窟から城山に登っていくと、道路の左にこの石仏がある。 |
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