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興福寺の南にある猿沢池は、周囲360mの小さな池だが、その水面に興福寺の五重の塔を映し、古くから古都奈良の名所(南都八景)となっている。猿沢の池は、興福寺が捕らえられた生き物を逃がしてやる「放生会」のための放生池として、天平21年(749)に造られた人口の池である。 |
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昔々から猿沢池には不思議な言い伝えがある。それは、
「澄まず 濁らず 出ず 入らず 蛙はわかず 藻は生えず 魚が七分に水三分」、とその不思議な池の生態が伝えられている。
手をうたば 下女は茶をもち 鳥は立ち 鯉は寄りたる さるさわの池
<南都八景>
東大寺鐘(東大寺の鐘)。春日埜鹿(春日野のシカ)。南円堂藤(興福寺南円堂の藤)。猿沢池月(猿沢池の月)。佐保川蛍(佐保川のホタル)。雲居坂雨(雲居坂の雨)。轟橋旅人(轟橋の旅人)。三笠山雪(三笠山の雪) |
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