|
|
|
|
|
|
奈良井宿は、戦国時代に武田氏の定めた宿駅となっており、集落の成立はさらに古いと考えられる。慶長7年(1602)江戸幕府によって伝馬制度が設けられて中山道六十九宿が定められ、奈良井宿もその宿場の一つとなった。
重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、その範囲は中山道沿いに南北約1q、東西約200mである。南北両端に神社があり、町並みの背後の山裾に五つの寺院が配されていた。街道に沿って南側から上町、中町、下町の三町に分かれ中町の本陣、脇本陣、問屋などが置かれていた。
奈良井宿は、中山道最大の難所といわれた鳥居峠をひかえ、峠越しにそなえて宿をとる旅人が多く「奈良井千軒」とよばれるほどの賑わいをみせた。現在も宿場当時の姿をよく残した建物が街道の両側に建ち並んでいる。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
重要伝統的建造物群保存地区とあって景観に配慮したのれんが多い。信州という土地柄か「そばや」ののれんと漆器関係の店ののれんが目立つ。 |
|