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1590年頃から大規模に進められた豊臣秀吉の京都大改造により開かれた通り。貴族の邸宅が多くあり、公家の富小路家があったことから富小路通と呼ばれるようになった。 |
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五条通から富小路通に入る。ここから富小路通を北上する。「磔磔」と書かれた表示板が頭上に見えてくる。何だろうと思って駐車場奥にある建物の前まで行く。酒蔵を改造したライブハウスであった。「磔磔」は「たくたく」と読むことも知る。 |
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四条通の交差点を越すとすぐ京人形の井上光照堂がある。店の前に展示されていた人形に惹かれ、京人形を見せていただく。材料さえそろえば人形自体は1日でできるとのことである。京人形について少し伺ったが、とても親切に話していただきありがたかった。通りすがりの1散策人にもかかわらず、とても心のこもったすばらしい対応ぶりに頭が下がった。 |
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三条通を越すと「美術はがきギャラリー京都便利堂」がある。便利堂のパンフには、「懐かしくて新しい 和の嗜みとぬくもり 京町家はがきギャラリー」と記されている。国宝や重要文化財などの日本美術の名作・名品の美術はがき、日本全国の美術館や博物館の所蔵品のポストカードなどが店内一面に並べられている。見ているだけでも感銘を受ける。京町家の風情漂う心和むひとときを過ごすことが出来る。
急に雨が降り出す。急いで雨宿り。のれんのかかっている店に入らせていただく。とても親切にしていただきこちらが恐縮する。先ほどの店の方も同じであったが、人との応対について学ぶべきものが多い。 |
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丸太町通に出合い、ここで富小路通は終わる。江戸時代には、この辺りに鍛冶屋、目貫小柄(こづか)屋(刀装具の装飾)、白皮屋、絵師などの職人が多く住んでいたということだが、そうした歴史の一部をかいま見るようであった。今回の散策では、多くの店などに入る機会が多かった。どこでも心温かい応対ぶりで感心すると同時にこれも長年の歴史の重みかなと感じた。
丸太町通にさしかかると京都地方裁判所や法律事務所が並木道とともに並んでいる。温かい人の心を感じた富小路通を丸太町通から振り返って見た。 |