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平安京では、郁芳門大路とも呼ばれていた通りである。二条城のやや北、堀川通に面した辺りから竹屋町通に入り、東に向かって歩いてくる。その突き当たりに革堂(行願寺)がある。 |
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堀川に架かる橋を渡り、東に進む。窓際に並ぶ品々や町家を眺めながらの散策である。 |
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「きぬごし」と書かれた豆腐屋、店先にはリヤカーが置かれている。庶民的な通りである。 |
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烏丸通を渡って更に東へ。こども未来館や御所南小学校の校舎、京都地方裁判所など今まで歩いてきた通りの印象とは別世界のような雰囲気である。 |
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富小路通を通り過ぎて進むと、正面に革堂(行願寺)が迫ってくる。
<革堂(行願寺)>
霊?山(れいゆうざん)行願寺と号する天台宗の寺院で、西国三十三所観音霊場の第十九番札所である。
寛弘元年(1004)に行円上人によって、一条小川(上京区)に創建された。子を孕(はら)んだ母鹿を射止めてしまったことを悔いた上人が、常にその皮をまとって鹿を憐れみ、人々から皮聖(かわのひじり)と呼ばれていたことから、この寺も革堂と呼ばれるようになったと言われている。
以後、人々からの厚い信仰を受け、町堂として大いに栄えたが、度々の災火により寺地を転々とし、宝永5年(1708)の大火の後、この地に移された。
現在の本堂は、文化12年(1815)に建てられたもので、堂内には行円上人の作と伝えられる本尊千手観音像を安置している。
境内には、都七福神巡りの一つになっている寿老人神堂をはじめ、愛染堂、鎮宅霊符神堂、加茂明神塔などがある。また、宝物館には、若い女性の幽霊が描かれている幽霊絵馬が展示されている。 |
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竹屋町通は寺町通で途切れる。革堂(行願寺)前を南に少し歩き、左折して東に進む。やがて鴨川に出る。ここで竹屋町通の散策を終わる。 |