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1590年頃から大規模に進められた豊臣秀吉の京都大改造により開かれた通りで、烏丸通と東洞院通の間に開通した。名前の由来は、通りの南の方に輸送業者や車鍛冶屋が多く住んでいたことから車屋町通と呼ばれるようになった。 |
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京都御所から車屋通に入り南下する。 |
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通り左手(東側)に手描き友禅の名門「伊可田屋」の看板が見える。のれんが目を惹きつける。 |
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二条通を越すと「無二膏」(雨森敬太郎薬房)ののれんがかかった重厚な店がある。上を見上げると歴史を感じさせる立派な屋根看板。しばし足を止め何回もシャターを押す。無二膏とは、腫れ物に効く膏薬で、慶安元年(1648)から現在地で作られているとのことである。無二膏の歴史と重厚な屋根看板をみると歴史の重みを肌で感じる。
雨森敬太郎薬房から少し歩くと、右手(西側)に大きな屋根看板に尾張屋とかかれたそば処がある。寛正6年(1465)の創業だそうである。500年以上は続くことになり本物の老舗である。 |
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尾張屋を後にする。御池通の大きな交差点に出る。 |
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姉小路通との角に京菓子の老舗「亀末廣」の堂々たる店構えに出合う。屋根看板もずば抜けて大きく目を見張る。のれんも趣がある。
最下段左の写真は、車屋通を南に見たところである。正面に見えるビルが新風館。最近オープンした新趣向の現代的複合型施設である。最下段右の写真は、歩いてきた車屋通を振り返ったところである。(北を見たところ)茶色の建物は両写真とも亀末廣です。
車屋通という名前からすると、輸送関係の店があるのかなと思ったが、予想は全く外れた。老舗がところどころにあり、屋根看板やのれんなど京の重みを感じさせてくれる町家小路である。老舗も何百年も続くという老舗中の老舗で、新しい発見をした楽しい散策であった。 |