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役行者山 |
祇園祭 京都市
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山の御神躰(人形)として役行者(えんのぎょうじゃ)と一言主神(ひとことぬしのかみ)と葛城神(かつらぎのかみ)の三体を安置している。この組合せは役行者が一言主神を使って葛城と大峯の間に橋をかけたという伝承を想起させる。
正面の洞(ほこら)に役行者が角帽子(もうす)、掛絡(から)、経巻(きょうかん)、錫杖(しゃくじょう)を持って座し、葛城神は女体で手に宝輪をのせた輪台を持ち、一言主神は鬼形で赤熊(しゃぐま)をかぶり手に斧を持っている。
水引は綴織の名手とうたわれた西山勘七作の唐子遊図、前掛は牡丹胡蝶図(ぼたんこちょうず)と雲龍文との三枚継ぎの綴錦、胴掛は雲龍波涛文(はとうもん)の綴錦、見送は二種あり、袋中上人(1552〜1639)請来と伝える朝鮮軍旗竜文のものを2枚合わせて縁を赤地古金襴(安楽庵裂(あんらくあんぎれ))で縁どったものと他は中国・明時代の官工場で織られた金地唐美人園遊図の綴錦で、二つを1年交替に用いている。
役行者山(えんのぎょうじゃやま)所在地:室町通三条上ル役行者町 |
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