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8世紀にイベリア半島に進出したイスラム勢力は、コルドバなどでイスラム文化を花開かせた。その象徴的な建物がアルハンブラ宮殿(La Alhambra)です。宮殿はグラナダを見下ろす丘の上に築かれており、異なる時代に建てられた様々な建築物の複合体になっている。そして、宮殿と呼ばれているが城塞の性質も備えており、その中に住宅、官庁、軍隊、厩舎、モスク、学校、浴場、墓地、庭園といった様々な建物や施設がある。
アルハンブラとは「赤い城」という意味で、グラナダ陥落後、街のモスクは破壊されたが、アルハンブラ宮殿が完全に破壊されることはなかった。
イスラム芸術の最高傑作と言われ、世界遺産でもあるこの美しい建物を見学しようとする人が絶えない。
<ライオンの中庭>(Patio de Los Leones)
中央にあるライオンの噴水から名付けられたようです。この中庭の主役は124本もある大理石の柱です。14世紀に完成した「ライオンのパティオ」は宮殿の中で最も有名な中庭になっている。 |
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<アラヤネスの中庭> (Patio de los Arrayaanes)
アラヤネスとは池の両側に植えられている天人花のことであり、水を巧みに取り込んで造られている。プールのよう感じの池があり、大理石柱とアーチの回廊に囲まれている。池の両側の建物には4つの部屋があり、王の4人の正室の部屋になっている。池の水鏡にはコマレス宮(コマレスの塔)が映し出される。 |
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<カルロス5世宮殿> (Palacio de Calos V)
キリスト教国によるイベリア半島再征服(レコンキスタ)後に建てられた。イスラム文化が色濃い中で、この建物はルネッサンス洋式で趣を異にしている。外形は正方形だが、内部は円形の中庭になっている。 |
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<ヘネラリフェ> (Generalife)
王族の夏の別荘。離宮と庭園から成っている。 |
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<アルカサバ>(Alcazaba)
レコンスキスタに備えて造られた城塞。アルハンブラ宮殿の中でも最も古い建物になる。兵士達の住居や馬小屋の基礎部分が見られる。 |
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<メスアールの間>(Sala del Mexuar)
執務や裁判が行われた部屋だが、度重なる改築で当初の姿は見られないとのことであった。 |
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<メスアールの中庭>(Patio del Mexuar)
床の中央に噴水がある中庭。建物正面の外観はコマレス宮である。 |
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「二姉妹の間」、「アベンセラヘスの間」、「大使の間」の壁面。立体的な鍾乳石装飾は今にも垂れてきそうな感じさえする。壁面いっぱいに刻まれた装飾にも圧倒される。幾何学模様や透かし彫りなどイスラム建築・イスラム芸術の美を目の前に見ることが出来る。 |
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アベンセラヘス宮殿跡。この基礎の上にどんな建物があったのだろうか。 |
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アルハンブラ宮殿の一コマ。宮殿内にオレンジの木が植えられており、オレンジの実が付いている。歩道にもオレンジのデザインが施されている。最下段右画像の石塀のような上に円形のくぼみがある。これは敵が攻めてきた際に、ここに大きな石(岩)を置いておき、敵兵に向かって落とすためのものである。 |
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