コロッセオは、紀元80年に建設された円形闘技場。剣闘士と猛獣、囚人同士の凄惨な死闘が繰り返された場所である。アレーナと呼ばれた闘技場の地下には、剣闘士の牢屋や、猛獣の檻などが残っている。かつては地下にあったのだが、現在はむき出しになっている。生々しい歴史の現実というか、民主政治ローマの暗い部分を見ると、闘技場でどれだけの血が流されたのかを考えさせられる。しかも何万人もの観客がいたという事もあわせて。
中世は石切り場となり多くの大理石が建築資材として持ち出されたため、現在のような凸凹のような形になってしまった。 |