コロッセオは、紀元80年に建設された円形闘技場。剣闘士と猛獣、囚人同士の凄惨な死闘が繰り返された場所である。アレーナと呼ばれた闘技場の地下には、剣闘士の牢屋や、猛獣の檻などが残っている。かつては地下にあったのだが、現在はむき出しになっている。
1階がドーリア様式(皇帝・貴族・神官などの席)、2階がイオニア様式(一般庶民席)、3階がコリント様式(貧民・立ち見席)で構成されている。観客数は5万人以上6万人近くの人を収容できた。
中世は石切り場となり多くの大理石が建築資材として持ち出されたため、現在のような形になってしまった。コロッセオは、現在のコロシアム(colosseum)の語源となっている。 |