ピサのシンボルとして名高い「ピサの斜塔」は、ドゥオーモの付属鐘楼として、1173年に建設された。建設当時から地盤沈下のために傾斜し、以後毎年傾斜し続けてきた。塔の高さは北側で55.22m、南側で54.52mである。
ガリレオは、当時の物理学(アリストテレスの自然哲学)が、重いものほど早く落下することということだったが、その反論として、ピサの斜塔の頂上から大小2種類の球を同時に落とし、両者が同時に着地するのを見せたといわれているが、この事実はないとのこと。この故事はガリレオの弟子の創作だったようである。 |